アルミニウム合金の比重は2.7で、鉄(SS)の7.85に比べ約1/3の軽さです。軽量でありながら、強度は鉄やステンレス(SUS)と同等です。
アルミニウムの平均浸食速度は、一般の大気環下において、年間1μm(1/1000mm)を越えることはありません。
水道用PCタンク内での暴露試験(神戸市水道局:3年間)の結果、アルミニウム合金に起こる孔食の深さは60年程度の供用期間においても十分な耐食性を示しています。稼働しているPCタンクのアルミドーム経過観察においても問題となる腐食は発生していません。
アルミニウム合金製ドーム屋根に用いるボルトについては、耐食性試験の結果より、上水道の場合、SUSボルトの表面にジオメット処理を行なった仕様を標準としています。
熱を吸収しにくいため、水槽内部の水温が上昇する心配はありません。RC製ドーム屋根とアルミニウム合金製ドーム屋根の配水池において(屋根以外は同一構造)、表面温度、内部温度、水温を測定した結果、水温に与える屋根の影響に差は認められませんでした。
ドーム屋根や覆蓋に用いられるアルミニウム合金は無害な金属で、厚生省告示第45号の「資機材等の材質に関する試験」に合格しています。
融点が低く、使用後、新地金の3%程度のエネルギーで再生可能であるため、残存価値が高く、再利用されやすい性質を持っています。
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